沖縄から全国へ!私たちは、がんを経験した看護師による患者支援の会「ぴあナース」です。患者と医療をつなぐ心のかけ橋を目指します。

サバイバーナースの会「ぴあナース」blog

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2010年にぴあナースを立ち上げ
今年で10年。

長いようであっという間の10年おすましピカピカぶーん

私自身がぴあナースの紹介する際に
何度も話してて、今更ながら気づいたことがあります。

これは、当会世話人のSさんの看護師ががんを経験するということをテーマにした
インタビュー形式の研究からわかった一部と私自身のがん経験を照らし合わせたこと。

「看護師が患者の感情の表出を妨げていた」

私は5年間に3度、がんになり
3度目のがん告知は、「またか・・」「なんで私ばかり・・」と衝撃と絶望で震えが止まらず
自分が今どこにいて、何をしているのか、どうしたらいいのかさえ変わらず
ソファーにうなだれていました。

ひとりで告知を受けて、混乱し泣きそうで、誰か助けて!
と思った時に
告知に同席していた看護師が、診察室の方から歩いてきました。

声をかけてくれるだろうと
そしたら私はこの苦しい胸の内をさらけ出せる
助けてくれる
そう思っていました・・・

しかし、その看護師は
私の顔をみ見ることなく、素通りしていきました。

待合室には私しかいない・・・
「え?うそでしょ・・」行ってしまったよ・・・更なる衝撃と絶望感
「だれも私のことわかってくれない」うわーんうわーんうわーん
深い孤独感に見舞われました・・・うわーんうわーんうわーんうわーんうわーん

その看護師の真意はわかりませんが
もしかしたら「今はそっとしておこう」「どう声をかけていいかわからない」と思ったかもしれないタラ~

私はもともと
感情の表出ができなく、人前で泣いたこともない
素直に不安を口にし
泣いている同じ患者さんをみていると
「いいな。私もあんなふうに泣けたら楽だのにな・・・」と何度もおもいました。

辛いといえないことが辛い・・
元気に振る舞う反動から
ひとりになると号泣の日々うわーん

あの時、私は話したいタイミングだった
ほんの少しきっかけが欲しかった
あそこで泣けたら、話せたら、感情表出ができたら楽だったかもしれない
でももしかしたら、何も話せなかったかもしれない

私が少し声をかけたらよかったかもしれない
待っているだけだとダメ

お互い歩み寄る努力が必要ですグー

自分自身のこれまでの看護を振りかえると
私も同じことをしていたなと思う

患者さんから逃げていた
患者さんはわかってもらえない寂しさや孤独から
感情を出さなくなる。出せなくなるのだと、
「看護師が患者の感情の表出を妨げていた」ことに気づいた10年目の気づきですピース

そんな小さなことをコツコツ伝えていくことが
私たちぴあナースの使命キラキラ 





こころを整える

7月もアッという間におわりますね。。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

3月からコロナ感染パンデミック
緊急事態制限が発表され

生活自粛、イベントも中止、どこにも行けず
合いたい人にも会えず・・・
出張や旅行もできず

がん罹患、治療の不安、これからどうなっていくのか・・
コロナ感染
豪雨による災害

病院もピリピリ
報道を見るたびに心が痛む
暗いニュースばかりに

不安と恐怖、緊張感が高まる
気持ちをどこに持っていけばわからない・・・
気が滅入っちゃう

皆我慢、我慢、がまんの子

そして
第二波が忍び寄る

不安や恐怖は自身が作り出す産物といわれ
なってもいないことに恐怖を感じ
終わったことに後悔したり
今を生きていない

わかっちゃいるけどさー
ネガティブな感情に囚われちゃうんだよね。人間だもの。

頭、思考ではなく
感じること
体で感じる
こころで感じる

自分を救うのは自分



私には夢がある

久々の投稿です。
なんと1月11日ぶりです汗

毎度ですみません。


コロナもおとなしくなってきて

緊急事態宣言も解け

すこし自由になったものの油断できず

病院も物資が足りないので

いまガウンを手作りして備えています。


さて

今日は、「私には夢がる」をタイトルにしました。

がんに罹患して

相談する人も場所もなく

つらかった・・・


誰かから仲間はずれにされたわけはないけど

誰も私の気持ちわかってくれない

孤独だった


日々の生活では笑って明るく前向きな自分を装っていました

家に帰ると号泣

つらいと言えないことがつらかったのだと思います


ほんの少し勇気を出して

一歩を踏み出す

それが出来ず無意識に強がっていたのかもしれません


がん患者さんやご家族が

不安になったとき

困ったとき

誰かと話したくなったとき


いつでも気軽に立ち寄れる場所をつくりたい。

これが私の夢です


I Have a Dream






2020年のスタート

皆様、2020年明けましておめでとうございます。

年末年始はゆっくりされましたでしょうか。
昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。

皆様にとっての2019年はいかがでしたか。

一年を振り返り、そして新しい年が希望に満ち溢れた年であることを願い、
ドキドキワクワクしながら目標に向かって共に突き進んでいきましょう。

毎年お正月三が日に初詣に行くのですが
今年は何故か行かなくて?でも行かないとスタートできないと思いながらやっと1月9日に行ってきました。
いろいろな物や事を手放しやっとリセットできた感じで
とても晴々した気持ちになりました。

翌10日はスマホを機種変したらLINEの履歴が消えてしまい・・・
でもそれが良かったりして、様々な断捨離ができ2020年が始まりました。

そして今年は
なんと!ぴあナースの会は発足10年を迎えます!!ハート

2010年10月8日がんを経験した看護師4名でスタートしたサバイバーナースの会「ぴあナース」。
「がん経験を仕事に活かしたい」という思いを胸に無我夢中で突っ走ってぶーん
気が付けばあっという間10年です。

これも皆様のご支援ご協力があってこその会の継続であり、感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、この10年でぴあナースの存在は全国の多くの方々に知られるようになり、
会員も北は北海道から南は石垣島まで約100名の仲間が増えました。

有難いですねハート

がんを経験した看護師として同じ境遇だからこそ出来る事がある
安心して話せ自分らしさを取り戻せる場所でもあり
心の拠り所として在り続けたいと思います。

今年の10周年記念イベントをぴあナースが誕生した沖縄に立ち戻り開催できたらと検討しています。
6月頃の総会と合わせてと考えています。

皆様のお住まいから遠くなりますが、観光を兼ねて沖縄の良さを感じて楽しんでいただけると嬉しいです。


最後に
一年のスタートにぴあナースの会について振り返ってみたいと思います。

そもそも、ぴあナースって何?って思ったりしませんか?
「がんを経験した看護師」ではあるのですが
当会では、このように定義づけています。


ハートぴあナースとは

がんにより自己の喪失体験を通じて得た気づきや学びを活かして、喪失に伴う様々な
困難に直面している人に対等な存在として寄り添う看護師です。

私たちは、がん罹患によって様々な喪失を経験しています。
仕事やお金、将来の夢や希望、身体の一部や機能なこと
そして出会った仲間との別れなど。

困難を乗り越えた先には
苦しみの中の豊かさがあります。
その経験を、喪失に伴う様々な困難に直面している人に対等な存在として寄り添える看護師。
それがぴあナースです。

そのマインドを大切に育み、仲間と支えあい、共に学び、共に成長し、
社会へ発信していくことで患者と医療者の架け橋となって、がんだけに限らず
老い、病、死、などによる喪失体験しても自分らしく生きれる社会を目指します。

ハートVISION・理念
患者と医療者の架け橋となってがん等により喪失を体験しても自分らしく生きられる社会を目指す。

ハート行動指針
・がんを経験した看護師の交流の場を提供する
・がんの経験を活かすための学びの場の提供
・会員等の交流や学びを通じて得た知見を社会に発信する。


自分の人生をより

より豊かに生き抜いていく

それが私たちの願いですキラキラ 



皆さんは人生をどう生きていきたいですか?
どうしたいのですか?

時に立ち止まり自分自身に問いかけ、そして仲間と語らい
自分らしく進みたい道を探していきましょう。


本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

皆様にとって、幸せいっぱい笑顔あふれる一年でありますように。







10月に入り、朝晩は少し秋の兆しを感じる今日この頃
皆様いかがお過ごしでしょうか。

この時期は夏の疲れが出やすく
気候の変化に身体が追い付かずにいることも多いですね。

そんな時は
ゆっくりとお茶を飲んだり、読書したり、映画をみたりと
のんびりするのもいいですねハート

さてさて
ぴあナースの会は全国にメンバーがおり、
地方の方はイベントに参加できないことも多いので
私たちコアメンバーが出向いて、交流の場を設け仲間づくりをサポートしています。

このイベントを通して
仲間の輪が広がり地域活動のきっかけになることを期待しています。

11月3日(日)は北海道札幌での開催になります。
参加のついでに観光したり、観光のついでに参加したり
北海道の美味しいものを堪能しませんか?

がんを経験した看護師、または関心のある方はどなたでも参加できます。




ご参加お待ちしております。
皆様とのご縁が繋がりますようにラブ


11月も半ばを過ぎると
沖縄も肌寒くなり、少しおしゃれを楽しめる季節になりました。
わくわくですハート

さてさて
先日、第1回沖縄緩和ケア研究会学術集会が開催されました。
今年4月に発足し多職種があつまり
継続開催を目標とし共に学び、共に成長し
がんになっても自分らしく過ごせる沖縄を目指す。

私も世話人としてお声がかかり
学術集会では「ぴあナースの活動報告」をさせていただきました。

参加者は約130名
7割が看護職

発表後に質問や終わってからもお声かけをいただいたり
緩和ケアを長年されているDrからは
是非、県内の看護職の方に聴いて欲しい内容だと
生の声はとても貴重であり
ケアに活かせると、大変有難いお言葉をいただきました。

そのとなりにいた認定看護師は複雑な顔をされて
私たちの話しを聞いていました。
そうね、そうね、ぴあナースはがん経験はあるけど
資格はない、認定看護師としての知識もスキルも経験もないよね・・・
と思ってしまったのです。

でも、賛同してくださる方もいるし
知識と経験知で頑張っていこうと思いました。

地道に発信を続けていこうーーーパンチ!


自分を生きる

久々の更新です。。。

9月も後半になると
沖縄も少し過ごしやすくなり、秋の気配を感じます
が日中はやはり暑い!
でも日差しは和らいできています。

移りゆく季節を感じながら
自分を整えています。

100%自分を生かす
そう思いつつ、閉じる・・・自分で閉じてフェイドアウトしていく

外からの影響で終わらせる
誰か、何かによって達成されない

私は選ばれない
叶えられない
そんな想いないですか?
幼少期の自分を癒すことが必要ですといわれた。

いろいろ怒りが溜まっている、出せていない、うごめいている
怒りを持っていることを知られたくない
それを認めて許すことで罪悪感を手放す

などなど
とても腑に落ちました。
結局は自分軸で生きていなかったってこと。

自分軸に戻る、罪悪感を手放す
それが自分を生きるということかな。

さぁ、力を抜いて
自分のやりたいことに進みましょう。




令和元年

昭和から平成へ
そして今日から令和元年。

万物は移ろいゆく
この世のありとあらゆるものは移り変わってとどまることがない

夜明けとともに太陽が昇り
そして日が沈んでゆく
春がくれば花が咲き、秋くれば葉が散っていく

自然も時代も私たち人間のいのちも
価値観や生き方も変わっていく
目に見えるものや見えないものも

とどまると濁る
全てが循環している

そしていつか自分のいのちも終わる
その時まで、生きていく

なんて誰もいない場所で思いを馳せてみる

さて
みなさま、令和元年
これからもよろしくお願いしますハート

頑張ってブログを更新していくぞグー

NAHAマラソン

最近マラソンブームですね。

忙しい人ほど
ストイックに走ってるような気もします。

私はストイックではないけど
タイムよりも

走ることそのものが好き
ゆっくり自分のペースで
好きな場所をはしる。

最近は出張先でも走る。
いつもと違う景色を楽しみ

細胞ひとつひとつが喜んでいるのがわかる。

達成感や季節を感じながら
景色を楽しみ

人々が行き交う姿や生き様などを想像しながら
走るのが好きハート

今年もこれにチェンジ。
一昨年は気温28度の中のフルマラソンは死にそうでした・・・がーん

NAHAマラソン

でも沿道の応援
一緒に走るランナー

歩いたり
走ったり
互いに励ましあったり

ゴールに向かっていく

人生そのものだなと感じながら
途中苦しい場面では自問自答
「なんで、わざわざなんぎなことしていのか・・」

と、もう二度と走らんぞーーと
喚きながらもゴールしたら

その達成感が心地良くて
気が付いたら、またエントリーしている。

マラソン依存症ですベー

是非一緒にはしりましょうぶーん





生きるということ

私は、がん罹患をきっかけに
「生きる」とはどういうことだろう

人は何のために生まれてきたのか
そして死んでいくのか・・。

何度も何度も
繰り返し繰り返し
自問自答していきた

その答えが見つかったわけではないけど

ひとつわかったことは
「幸せになるため」に生まれてきたのだということ。

私にとって
幸せとは何か?

何故、この活動をしているのか
何のためにやっているのか。。。

それは
私が、皆が「幸せ」になるため
幸せのリレー、感謝のリレーなのかもしれなし。

がんになったことは決して不幸ではなく
なったことで患者さんの気持ちが分かったし

自分の看護を振り返る機会にもなった。

それからは患者目線でのケアを提供し
寄り添うことができるようになったこともある。

看護師としての喜びに繋がり
がん体験をマイナスではなく貴重な経験としての意味づけができるようになる。

価値観の再構築と
沢山のキャンサーギフトを受け取っている。

同じ境遇だからこそ語り合える、不安や絶望、
そして、そこから見出す勇気と希望
語ることで自ら答えを導き出していける。

そんな仲間の輪を広げ
つながりを作っていきたい。

まだまだ
力不足は否めないが

自分の直感を信じて
歩んでいきたいと思います。

今日は満月
私の、そして皆様の願いが叶いますようにキラキラ 



プロフィール
上原弘美
上原弘美
ぴあナース
代表 上原弘美
私たちは、がんを経験した看護師による患者支援の会「ぴあナース」です。がん経験者であり、医療現場も理解できる私たち「ぴあナース」が専門的支援者「ピアカウンセリング・ナース」としてのスキルを身に付け、ピアカウンセリングが全国各地で行えるようネットワークを構築し、患者と医療をつなぐ心のかけ橋を目指します。
【公式HP】ぴあナース
てぃーだイチオシ
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